大野敦演講活動
大野敦演講活動 活動花絮
日期:2017.12.14 | 單位:臺灣大學日本研究中心
        

     

講 題:日本の消費者運動と消費者政策、倫理的消費

主講人:大野敦(立命館大學准教授)

大野敦演講活動
日期:2017.12.14 | 單位:臺灣大學日本研究中心
日本の消費者運動と消費者政策、倫理的消費
概 要

 消費者運動と消費の形態は連続的な繋がりがあると消費社会論では考えられている。現在、欧米を中心に倫理的消費という言葉が人口に膾炙し、消費の面でも盛り上がりを見せている。こうしたことから、日本でも消費社会論を中心に、倫理的消費が確実に拡がると楽観視する視点が大きい。一方で、倫理的消費の実態を分析すると、日本と欧米ではその深度や社会的な位置付けが異なっている。また欧米と一口に言っても、アメリカ、イギリス、フランス等では、全く異なる展開を示している。こうしたことから、消費社会論が考えるように、単線的に連続的に消費が倫理化し社会化されると考えるのはやや楽観的である。

 本講演では、日英米におけるスターバックスコーヒーの倫理的商品の展開の差を当該社会における消費者運動の類型とそこにおける情報確定の違いに原因を求め、政府、消費者団体、企業から消費者に対して提供される質的情報の違いが、各国の倫理的消費のタイプの違いに繋がると考察する。