漱石没後100年記念国際シンポジウム
漱石没後100年記念国際シンポジウム 活動花絮
日期:2016.04.30 | 單位:臺灣大學日本研究中心
 

  

     

        

     


漱石没後100年記念国際シンポジウム
日期:2016.04.30 | 單位:臺灣大學日本研究中心
漱石没後100年記念国際シンポジウム

 2016年4月30日、本センターは台湾大学日本語文学系と共同で「漱石没後100年記念国際シンポジウム」を開催した。100人を超える来場者があり、それぞれ漱石研究のテーマについて意見交換や交流を深めた。
 開会式では、日本交流協会浜田隆部長、台湾大学文学院陳弱水院長、台湾大学日本語文学系范淑文主任より挨拶があり、その後は文学、言語学、文化の3領域の会場に分かれて論文発表が行われ、最後に総合討論がなされた。
 今回のシンポジウムでは、様々な観点からの討論を通して、漱石研究は新たな一歩を踏み出し、また日台交流という開催の主旨にも成果があった。最後に、日本研究センター副主任林立萍教授の閉会の挨拶で締めくくられた。プログラムの詳細は以下の通り。
【基調講演(一)】

主講人:石原千秋(早稲田大学教授)
講 題:漱石と近代・漱石と現代
【基調講演(二)】

主講人:田島優(明治大学教授)
講 題:ことばの観察者 夏目漱石
【基調講演(三)】

主講人:坪井秀人(国際日本文化研究センター教授)
講 題:夏目漱石文学と観相学
【論文発表】

午後の部では下記の通り、文学、言語学、文化の3会場に分かれての論文発表が行われた。
《文学》
1.テーマ:『それから』の代助と三千代の恋―語られている〈時代〉
 発表者:范淑文 台湾大学教授
2.テーマ:職業作家の視点から見た「二人の国民作家」漱石と村上春樹
 発表者:曾秋桂 淡江大学教授
3.テーマ:夏目漱石と「満洲」―『満韓ところどころ』その他
 発表者:林雪星 東呉大学教授
4.テーマ:漱石漢詩試論―日中比較の視点からその詩風の変化を考える―
 発表者:朱秋而 台湾大学教授
5.テーマ:『草枕』の「長良の乙女」伝承をめぐって―「菟原処女」と謡曲「求塚」
 発表者:中村祥子 輔仁大学副教授
6.テーマ:オリエンタリズムと分裂する主体―『彼岸過迄』における主人公の機能
 発表者:生方智子 明治大学副教授
《言語学》
1.テーマ:漱石作品の外来語
 発表者:林慧君 台湾大学教授
2.テーマ:文の類型から見た『草枕』『二百十日』の写生文
 発表者:半藤英明 熊本県立大学校長
3.テーマ:韓国における夏目漱石の受容―翻訳を通して考える
 発表者:李漢正 韓国祥明大学校副教授
4.テーマ:近代日本語の確立者としての漱石―文章構成の視点から
 発表者:落合由治 淡江大学教授
5.テーマ:漱石小説に見られる「どうせ」の使い方―女性描写への語用もかねて
 発表者:黃淑燕 東海大学副教授


《文化》
1.テーマ:「遺産―贈与」としての「日本近代文学、漱石」―水村美苗『続明暗』から『母の遺産』への軌跡―
 発表者:坂元さおり 輔仁大学副教授
2.テーマ:『行人』―夫婦問題について―
 発表者:林蕙美 高雄第一科技大学助理教授
3.テーマ:『哲學會雜誌』と漱石の文明観の形成
 発表者:呉勤文 台湾大学修士
4.テーマ:何が〈真実〉に見えるのか?―漱石文学における社交
 発表者:伊藤かおり 東京学芸大学講師
5.テーマ:夏目漱石『心』英訳の変遷
 発表者:徳永光展 福岡工業大学教授
6.テーマ:「坊ちゃん」の〈兄〉〈弟〉と「三四郎」の〈兄〉〈妹〉―明治日本の家族
 発表者:仁平道明 和洋女子大学教授

圓桌會議
 主題:漱石と〈時代〉
 主持人:范淑文教授
 與談人:石原千秋教授、田島優教授、坪井秀人教授、李漢正教授、曾秋貴教授、仁平道明教授。