為提升台灣日本研究之學術能量,提供海內外學者交流的場域,本校日本研究中心於2022年10月21-22日(五–六),假台灣大學社會科學院的梁國樹國際會議廳舉辦「多樣性與共通性的國際日本學—邁向大數據時代」國際學術研討會,期盼共同思索疫情時代下「大數據」帶來的可能性。本次研討會規劃了3場專題演講、1場圓桌會議、7篇研究論文發表及4篇青年研究論文發表。雖然礙於疫情,海外講者無法親臨現場,但透過視訊方式與現場互動,會場仍保持活絡的交流氣氛。
論壇第一天(10月21日)由日本台灣交流協會新聞文化部村嶋郁代部長、財團法人東芝國際交流財團大森圭介專務理事、獨立行政法人國際交流基金日本研究部第一事業部塩澤雅代部長等貴賓致詞揭開序幕。第一場專題演講者為國立情報學研究所數位內容科學研究系北本朝展教授,以日本研究資料數位化為例,介紹了現今大數據時代下日本研究新的發展與可能性。第二場專題演講則由京都大學人文科學研究所高木博志教授,提點京都如何利用地方認同與民族主義,將歷史及文化遺產連結到觀光及地域創生。接下來的圓桌會議以「東亞區域秩序的變遷與發展」為題,邀請國內各大學國際關係領域的學者專家共同探討東亞面臨的現今局勢與未來可能面臨的挑戰。最後以文學‧文化領域的研究發表為行程緊湊的第一日議程作結。
論壇的第二天(10月22日),一早由第三場專題演講接棒開始,邀請早稻田大學國際交流研究科吉本光宏教授,從動畫的角度來探討次文化概念與文化的終結。接著依序由語學、經濟貿易、法律等領域的學者進行研究發表,合計前日的文學‧文化領域,共有五個不同領域的學者進行意見交換。最後則是年輕世代的論文發表,期許瞭解年輕世代所關注的課題,並透過在場學者的意見指點,提升年輕世代的學術能量。
2021年本中心透過「華藝線上圖書館」及「臺灣碩博士論文知識加值系統」調查2019年台灣各國立大學碩博士論文的研究主題,發現年輕世代所關注的日本研究面向除了日本文學、語學之外,還有歷史文化、地方創生、動漫等。因此本次研討會邀請了年輕世代所關注領域之學者進行專題演講,期望能帶給與會者豐盛的知識饗宴。經過一日半的會議討論,大數據為人文與社會科學帶來了新的研究上的可能性,人文學與資訊科學領域間的合作議題也浮上檯面。如何整合跨領域的研究資源及能量,嘗試合作並創造出雙贏的局面,值得現今面臨大數據時代的我們一起共同思考。
儘管疫情仍未見終點,但大數據及科技的進步也為生活帶來新曙光,也推進了研究資料的數位化趨勢。本次論壇以邁向大數據時代為題,希望促進人文學與社會科學的對話,建構更多樣化的日本研究環境。本中心未來也將持續關注日本研究,並為臺灣知日人才的培育盡一份心力。
開幕式 |
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主 持 人 :林立萍(臺灣大學日本語文學教授/日本研究中心主任) 貴賓致詞:村嶋郁代(公益財團法人日本台灣交流協會新聞文化部部長)
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專題演講1 (大數據) |
主持人:林立萍(臺灣大學日本語文學系教授/日本研究中心主任)
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專題演講2 (歷史.區域發展) |
主持人:甘懷真(臺灣大學歷史學系教授/日本研究中心執行委員)
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圓桌會議 |
主題:東亞區域秩序的變遷與發展 主持人:蔡東杰(中興大學國際政治研究所特聘教授/日韓總合研究中心主任)
(按姓氏筆畫順) |
研究發表1 (文學.文化) |
主持人:曹景惠(臺灣大學日本語文學系副教授/日本研究中心執行委員) 發表者:謝惠貞(文藻外語大學日本語文系副教授)
發表人:田世民(臺灣大學日本語文學系副教授/日本研究中心執行委員)
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專題演講3 (動漫) |
主持人:彭春陽(淡江大學日本語文學系教授/臺灣大學日本研究中心執行委員)
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研究發表2 (語學) |
主持人:王世和(東吳大學外國語文學院院長/東亞區域發展研究中心主任) 發表者:林立萍(臺灣大學日本語文學系教授/日本研究中心主任)
發表人:陳順益(中國文化大學日本語文學系副教授兼系主任/日本研究中心主任)
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研究發表3 (經貿.法律) |
主持人:蘇顯揚(中華經濟研究院總顧問/臺灣大學日本研究中心執行委員) 發表者:黎立仁(臺中科技大學應用日語系副教授/日本研究中心諮詢委員)
發表人:林冠汝(真理大學國際企業與貿易學系副教授兼系主任/東亞研究中心主任)
發表人:鄭明政(勤益科技大學通識教育中心副教授/日本研究中心主任)
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青年研究發表1 |
發表者:林泉苗(臺灣大學國家發展研究所碩士班)
發表者:中山尚彥(臺灣大學政治學系碩士班)
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青年研究發表2 |
發表者:林益泓(東吳大學日本語文學系博士班)
發表者:張雅婷(台中科技大學應用日語系日本市場暨商務策略碩士班)
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閉幕式 |
致詞:林立萍(臺灣大學日本語文學系教授/日本研究中心主任) |
台湾における日本研究を向上させ、国内外の研究者に学術交流の場を提供することを目的として、2022年10月21~22日(金~土)に台湾大学社会科学院梁國樹会議ホールにおいて、「多様性・共通性に求められる国際日本学――ビッグデータ時代に向けて」国際学術シンポジウムが開催されました。本シンポジウムは基調講演3本、パネルディスカッション1回、研究発表7本と次世代論文発表4本で構成され、ポストコロナ時代における「ビッグデータ」がもたらす新たな日本研究の可能性を共に考えました。シンポジウムが開催された時期は日本側の参加者や基調講演者が新型コロナウイルスによる入国制限のため会場に来ることはできませんでしたが、ハイブリッド形式を援用し、研究者・学生が会場に一堂に集まって自由活発に意見交換できました。
シンポジウムの初日(10月21日) は、公益財団法人日本台湾交流協会広報文化部の村嶋郁代部長、公益財団法人東芝国際交流財団の大森圭介専務理事、独立行政法人国際交流基金日本研究部事業第1チームの塩沢雅代チーム長のご挨拶によって幕を開けました。その後、基調講演を開始しました。まず、国立情報学研究所コンテンツ科学研究科北本朝展教授は、日本研究資料のデータ化を例として、ビッグデータ時代における日本研究の新たな可能性を紹介しました。次に、京都大学人文科学研究所高木博志教授は、京都がいかにローカル・アイデンティティとナショナリズムを活用し、歴史と文化遺産を観光と地域創生に結びつけてきたのかを提示しました。次いで行われたパネルディスカッションでは、「東アジアにおける地域秩序の変遷と発展」をテーマに、国際関係分野の研究者や専門家が東アジアが直面する現状と課題について議論しました。最後に文学・文化分野の研究発表を行い、シンポジウム初日の幕を閉じました。
二日目(10月22日)は、早稲田大学国際交流研究科吉本光宏教授による基調講演で始まりました。吉本氏はアニメの視点からサブカルチャーという概念と文化の終焉を検討しました。続いて、語学・経済貿易・法律各分野の研究発表が行われました。初日の文学・文化分野と合わせて五つの専門分野の研究者がそれぞれの研究成果を発表し、学際的な交流を果たしました。最後の次世代論文発表は、若手研究者がどのようなテーマに関心を持つかが垣間見え、ベテラン研究者の指摘や同世代の意見交換を行えた重要な機会でもありました。このセッションは、次世代日本研究者の育成の一翼を担っています。
本センターは2021年に「華芸線上図書館」と「台湾碩博士論文知識加値系統」を用いて、2019年度に提出された台湾各国立大学の学位論文のデータを調査しました。その結果、多くの若手研究者が、日本文学と語学のほかに歴史・文化・地域創生・アニメといった分野にも注目していることが判明しました。そこで、今回の基調講演は若手研究者が関心を寄せる分野を中心に研究者を招き、最新の研究状況や成果を話していただきました。二日間にわたる議論を通して、ビッグデータは人文学と社会科学の研究に新たな可能性を見出すことがわかり、また人文学と情報学とのコラボレーションという課題も浮き彫りになりました。いかに学術的な資源を共有し、学際的な連携を築くのか、それが情報化時代に生きる我々の共通かつ最新課題であると言えるでしょう。
新型コロナの終息はまだ見えませんが、ビッグデータやIT技術の進歩は確実に新たな生活スタイルを提供し、研究資料のデータ化も加速させています。「ビッグデータ時代に向けて」をテーマにした今回のシンポジウムによって、人文学と社会科学との対話を促進し、多様化する日本を研究するための学術的な環境を作り出し、台湾の知日人材を育成することに寄与できることを願っています。
開会式 |
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司 会 者 :林立萍(台湾大学日本語文学科教授/日本研究センター主任) 貴賓挨拶:村嶋郁代(公益財団法人日本台湾交流協会広報文化部部長)
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基調講演1 (大數據) |
司会者:林立萍(台湾大学日本語文学系教授兼日本研究センター主任)
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基調講演2 (歷史.區域發展) |
司会者:甘懷真(台湾大学歴史学系教授/日本研究センター執行委員)
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パネルディスカッション |
テーマ:東亞區域秩序的變遷與發展 司会者:蔡東杰(中興大學國際政治研究所特聘教授/日韓總合研究中心主任)
(名字画数順) |
研究発表1 (文学.文化) |
司会者:曹景惠(台湾大学日本語文学系准教授/日本研究センター執行委員) 発表者:謝惠貞(文藻外語大學日本語文系副教授)
発表者:田世民(臺灣大學日本語文學系副教授/日本研究中心執行委員)
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基調講演3 (動漫) |
司会者:彭春陽(淡江大学日本語文学系教授/台湾大学日本研究センター執行委員)
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研究発表2 (言語学) |
司会者:王世和(東吳大學外國語文學院院長/東亞區域發展研究中心主任) 発表者:林立萍(台湾大学日本語文学系教授兼日本研究センター主任)
発表者:陳順益(中國文化大學日本語文學系副教授兼系主任/日本研究中心主任)
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研究発表3 (經貿.法律) |
司会者:蘇顯揚(中華経済研究院総顧問/台湾大学日本研究センター執行委員) 発表者:黎立仁(臺中科技大學應用日語系副教授/日本研究中心諮詢委員)
発表者:林冠汝(真理大學國際企業與貿易學系副教授兼系主任/東亞研究中心主任)
発表人:鄭明政(勤益科技大學通識教育中心副教授/日本研究中心主任)
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次世代研究発表1 |
発表者:林泉苗(臺灣大學國家發展研究所碩士班)
発表者:中山尚彥(臺灣大學政治學系碩士班)
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次世代研究発表2 |
発表者:林益泓(東吳大學日本語文學系博士班)
発表者:張雅婷(台中科技大學應用日語系日本市場暨商務策略碩士班)
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閉会の挨拶 |
ご挨拶:林立萍(台湾大学日本語文学系教授兼日本研究センター主任) |