第八屆全國研究生研習營於2021年9月4日線上舉辦,廣邀各領域之專業學者進行授課,旨在深化日本研究之內涵,並遂行年輕日本研究人才的培育。本屆研習營針對文化、語學、歷史、經濟、法律等領域開設講座。今年因新冠肺炎影響,改以全程線上教學之方式進行,並邀請到日台學者連線授課。不受時空限制,為線上參加的學員帶來豐富內容。
研習營開幕由日本台灣交流協會新聞文化部村嶋郁代部長致詞,闡明日本研究為日台相互了解之重要橋梁,並期許本次研習營可啟發更多年輕世代研究者對各領域日本研究的興趣。本中心主任林立萍教授亦於閉幕式時表示:本屆研習營課程內容充實豐富,很開心看到超過百名的學員上線熱情參與。並勉勵學員們透過不同領域的刺激來啟發自己的研究方法,並開拓更寬廣的視野。
【文化領域】 |
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主講人:沖田行司(Biwako學院大學校長) 在歷史研究領域中,人物研究所佔的比例絕不算小,且研究方法也十分多樣。最常見的方法是評傳型(傳記型),詳細描述特定人物自生至死之人生過程,調查該人物之族譜、人際關係、行事作為並如實記述。企圖彰顯研究對象之於地區或團體深具貢獻的人物研究中,將其描述為超越歷史之「偉人」的情形也不罕見。 在1945年以前的日本人物研究,以證明日本國家的特殊性與優越性為目的作論述是當時的主流。相較之下,1945年以後則是站在大眾史的角度來論述對抗軍方及權力的組織領導者。丸山真男的《日本政治思想史研究》提出與大眾史不同的研究方法進行人物研究的可能性。該研究敘述從德川時代朱子學的思維模式解體至近代思維模式形成的過程,對日本的研究者影響甚鉅。受到丸山真男影響的眾多研究者開始運用各種方法,試圖剖析日本近代化的特質。 我也是受到丸山影響的其中一人。我以「傳統與歐化」(Traditionalism and Westernization)這個相互抗衡的概念來闡述近代化所帶來的日本思想課題,並嘗試解明這個概念在日本的近代化過程中產生的課題,以及這些課題是否在現代也仍舊存在。我將在本次研習營回顧迄今為止的研究軌跡,同時闡明上述問題。 |
【語學領域】 |
主講人:藤本灯(京都府立大學文學部日本・中國文學科准教授) 古代日本編纂的辭典所收錄之詞彙並非都是當時代確實使用的詞彙。很多都是從作為底本的中國或日本辭典上直接抄寫而來,甚至可能包含在日本不容易找到使用例的詞彙,或是在編纂時就已過時的詞彙,就跟現代辭典所收錄的語彙也不見得都是我們常用且理解的詞彙一樣。但是,參考古辭典除了可以知曉當時日本人的使用語言,還可解讀出豐富的資訊,例如當時代已成立的日語語形和活用型、漢字的字形和字體、音韻體系等日本語史上的現象,以及背後蘊含的思想、文化、技術水準等等。古辭典內含的文字資訊一直以來被廣泛運用在各領域的研究上。 然而想當然爾,日本古辭典有各式各樣的種類,所收錄的詞彙性質也多有差異,所以當我們要使用這些古代語資料時必須適當考慮到這一點,意即相同的詞彙被收錄在不同的辭典時,其中所刊載的釋義自然會有所不同。 本次課程我們將以平安時代的兩、三種辭典為例,具體探討其收錄詞彙的含意。 |
【歷史領域】 |
主講人:廖肇亨(中央研究院中國文哲研究所研究員) 唐代赴日的鑒真和尚開創了日本佛教傳戒的根本規範以後,從宋元之際(無學祖元、一山一寧、蘭溪道隆)至明清之際(以隱元隆琦為首的黃檗僧團)的禪僧紛紛東渡,對於傳布禪宗為主的學術思想與文化生活居功厥偉。入華日僧與渡日華僧共同編織一個文化生活的網路(monastic fellowship network)。其特徵是以佛教(特別是禪法)為信仰,以中華風物構築思想與生活的共同脈絡,洋溢著濃厚的藝文情調。他們留下了大量的詩文、遊記、日記、還有繪畫作品,既是當時生活的珍貴史料,也具有高度的文藝價值。 入華日僧的朝聖巡禮,先是奠基於虔誠的宗教信仰,在中國境內移動的路程中對於中日佛教的差異格外注目,他們的目光成為觀察中國佛教在不同的時間歷程中發展樣態的最佳見證,某些地方也表現出雙方對於教理教義認知的差距。另一方面,他們對不同形態的社會生活也備覺新奇,留下許多當時生活記錄的片段,例如成尋《參天台五台山記》就記載了當時城市與聖境的記錄,成為近年人文學界關注的重點。 |
【經濟領域】 |
主講人:陳添枝(台灣大學經濟系名譽教授) 利用G. Hofstede & M. Minkov, 2010,Cultures and Organizations: Software of the Mind ( McGraw Hill) 書中對企業文化分析的六個面向,討論台灣和日本企業在組織和經營上呈現的異同。這些討論將包括企業決策、企業間合作與競爭關係、國際化經營型態、雇傭關係、人事考核升遷等。由這些面向進一步探討台日產業組織的特色,以及近年全球化對台日企業競爭力的影響。 |
【法律領域】 |
主講人:鄭明政(勤益科技大学通識教育中心副教授) 時序進入到公元2112年,隨著人工智慧(AI)的演進,日本也開發出了能夠分析和量化人類心理以及健康狀況、職業傾向,並得以支援其個人生涯規劃乃至維持整個社會秩序的超級AI電腦「西比爾系統」。透過西比爾系統的演算能力,可將人們的上學、就業、結婚等各方面都予以信用量化並據此來理性規劃個人的幸福生活,亦即人們生活在由AI控制的「PSYCHO-PASS」世界。另一方面,在AI管理社會下,特別是為維持治安的穩定,西比爾系統透過社會監控系統及臉部辨識心理掃描等方式可測出人們的心理狀態,進而得知其會犯罪之指數。於是在犯罪指數超過一定值時公安警察可對其進行逮捕,如此整個社會完全被AI監控著,公民也被徹底管控,安全便利的美麗新世界似乎已然到來,然而同時,個人的隱私、自由意志、異議者等多元聲音也漸難容於此世界之中。以上看來似乎為日本動漫「心靈判官」的故事內容,但實際上,AI的預測評價系統早已在現代社會中存在,吾人在數位社會中感到方便與幸福的同時,是否也會感到一些不安和厭惡。這是為何呢? |
2021年9月4日、「第8回全国大学院生ワークショップ」がオンライン形式で開催された。本ワークショップは日本に対する理解の深化と若手日本研究者の育成を目的とし、年に一回各分野で活躍する講師を招き、講演を行うものである。今年は文化・語学・歴史・経済・法律の各分野の講座を行ったが、新型コロナウイルスの影響で、日本と台湾の講師によるオンライン授業となった。時間と空間の壁を超えるオンラインツールを通し、学生たちに豊富かつ充実した内容をもたらした。
開会式では、日本台湾交流協会広報文化部の村嶋郁代部長が挨拶をした。村嶋氏は、日本研究は日台の相互理解のための重要な架け橋であり、今回のワークショップが院生たちの日本研究に興味を持つきっかけとなることを期待すると述べた。閉会式では、本センターの林立萍主任が、今回のワークショップは内容が豊富で充実していたと総括し、百名以上の学生が積極的に参加したことに対して感謝を表明した。そして日本研究を志す院生たちに各分野から刺激を受けながら、自身の研究をより一層深め、視野を広めるようにと激励の言葉を送り、ワークショップを締めくくった。
【文化領域】 |
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講 師:沖田行司(びわこ学院大学学長) 歴史研究において人物研究が占める割合は決して小さくない。また、その方法は多様である。ある人物が誕生してから没するまでの人生を詳しく叙述する評伝型(伝記型)が一般的である。その人物の家系や人間関係、行動を詳細に調査し、記述するものである。地域や団体に貢献した人物を顕彰する目的の人物研究においては、歴史を超越した「偉人」として描かれる場合も少なくない。 1945年以前の日本の人物研究では、日本国家の特殊性や優越性を証明する目的で叙述されることが主流を占めていた。これに対して1945年以後においては、軍部や権力に対抗した組織の指導者が民衆史の立場で描かれるようになった。民衆史とは異なる方法で人物研究の可能性を提示したのが丸山眞男の『日本政治思想史研究』である。徳川時代の朱子学の思惟様式(theWay of thinking)が解体して近代的な思惟様式が登場する過程を叙述したこの研究は、日本の研究者に大きな影響を及ぼした。丸山の影響を受けた研究者の多くは様々な方法で、日本の近代化の特質を抽出しようと試みた。 私も、丸山の影響を受けた一人であるが、私の場合は近代化がもたらした日本の思想課題を「伝統と欧化」(Traditionalism and Westernization)という対抗する概念で描き、それが日本の近代化にどのような問題を提起したのか、又は現代においてもなお提起し続けているのかを明らかにしようと試みてきた。本講義では、私のこれまでの研究の軌跡を辿りながらこの問題を明らかにしたい。 |
【言語学領域】 |
講 師: 藤本灯(京都府立大学文学部日本・中国文学科准教授) 古代、日本で編纂された辞書の収録語彙は、その時代に確かに使用された語ばかりであるとは限らない。下敷きとした中国や日本の辞書類からそのまま引き写したものも少なくなく、日本では使用例を見つけにくい語や、編纂時には流行遅れになってしまった語も含まれ得る。ちょうど現代の辞書に掲載された語彙すべてを我々が一様に利用し、理解しているとは限らないのと同様である。しかし古辞書を鑑とすれば、当時日本人が使用していた言語以外にも、多彩な情報を読み取ることができる。その時代までに成立していた日本語の語形や活用型、漢字の字形や字体、音韻体系などの日本語史上の事象、その背景にある思想や文化、技術水準などである。古辞書の文字情報は、従来も、多くの研究分野に亘って利用されてきた。 しかし当然ながら、日本の古辞書に様々な種類のものがあるのと同時に、日本の古辞書に収録された語の性格も多様であり、古代語資料として利用する際にはこの点への配慮が必要となる。すなわち同一の語が異なる辞書に掲載されている場合に、そこに掲載される意味合いは当然異なるものとなる、ということである。 今回は、平安時代の辞書を二、三見ながら、そこに掲載されている語の意味について具体的に考えてみたい。 |
【歷史領域】 |
講 師:廖肇亨(中央研究院中国文哲研究所研究員) 鑑真が平安時代に来日し日本仏教の戒律の基礎を作り上げて以降、中世から近世にかけて日中の禅僧が相互に頻繁に往来し、強い人的ネットワークが構築された。たとえば元朝の無学祖元・一山一寧、および明末清初の隠元隆琦は日中交流史上で欠くべからざる存在といっても過言ではないであろう。中国に渡航する日本の僧侶にとって、彼らが伝えた中国で知識がこの上なく貴重なものとなり、その時代の面影は詩文・日記・絵画を通じて鮮明に刻まれることとなった。それらは当時を伝える重要な手掛かりであり、昨今の学界の注目を集め、関連する研究が増えてきている。また、平安時代末の天台宗の僧成尋が中国に渡った際に著した『參天台五台山記』には、当時の中国の宗教的な聖地や社会生活が如実に書き記されている。この『參天台五台山記』の分析により、当時の東アジアの歴史・社会・宗教に関する新たな認識を得ることができる。 |
【経済領域】 |
講 師:陳添枝(台湾大学経済系名誉教授) G. Hofstede & M. Minkov の著書『Cultures and Organizations: Software of the Mind』(2010, McGraw Hill)は、企業文化を六つの側面から分析し、台湾と日本企業の組織と経営における異同を論じる。これらの議論は企業の決定、企業間の協力・競争関係、経営方式の国際化、雇用関係、人事なども包括する。更に、日台産業組織の特徴と近年におけるグローバル化の進展が日台企業の競争力に与えた影響を検討する。 |
【法律領域】 |
講 師:鄭明政(勤益科技大学通識教育中心副教授) ときは西暦2112年、AIの進化とともに、人間の心理・健康状況や職業適性などを分析数値化にして、社会秩序ないし人生設計に支援を行うスーパーコンピューターである「シビュラシステム」が日本では開発された。シビュラシステムの演算処理によって、人々は進学、就職、結婚等の全てのことがスコア化され、合理的・幸せな人生がはかられ、いわゆる「PSYCHO-PASS」の世界で支配されている。一方、このAI管理社会、特に治安を維持するために、監視カメラや顔認証を通して、人々の心理状態をシビュラシステムによってその犯罪(係数)を測定するまで可能となった。すると、犯罪係数が一定の数値を超える者の逮捕が許され、AIによる完全な監視社会に入り、市民も徹底的に管理され、素晴らしい新世界を謳歌している際に、プライバシー、自由意志、異議者・多元性の存在も喪失しつつある。以上はアニメの物語と思われるが、実には、AIの予測評価システムはすでに現代社会の多くの場面に導入されました。われわれは便利や幸せを感じる時にやはり多少不安や嫌悪も感じるだろう。なぜ? |