2019年7月5日、台湾大学日本研究センターは中部大学にて、中部大学国際関係学部及び人文学部との学術交流協定調印式を締結した。調印式では、双方を代表しての本センター林立萍主任及び国際関係学部太田明徳学部長と人文学部柳谷啓子学部長が署名した。林主任は「中部大学と学術交流協定を結ぶことができたことは、研究者間の横の連携において非常に意義があり、かつ貴重な機会です。今後は東アジア各地の日本研究者と更なる交流を目指します」、太田学部長及び柳谷学部長も「協定締結を通して、学術研究の視野を広げることと、両大学間の交流が深まることを期待します」と、それぞれ挨拶した。
さらに、林主任は「台湾大学日本研究センターの活動-台湾における日本研究の現状と関連させて-」と題する特別講演を行った。講演は二つの部分に分けられ、前半は現在に至るまでの台湾における日本語教育の状況と、台湾人と日本人の相互認識について紹介し、後半は本センターの実績を紹介し、台湾における日本研究の現状を説明した。台湾の日本研究はさまざまな困難に直面しているが、本センターの活動により、知台・知日者を増やし、東アジア日本研究者間の繋がりを深めていきたいと締めくくった。