遠藤乾演講活動
遠藤乾演講活動 活動花絮
日期:2018.06.05 | 單位:臺灣大學日本研究中心
        

     
遠藤乾演講活動
日期:2018.06.05 | 單位:臺灣大學日本研究中心
リベラル国際秩序の危機と日台関係
概 要

  民粹主義的盛行大致可歸納為以下兩大主因。其一、經濟條件的惡化威脅到中產階級:世界上百分之一的人手握百分之九十九的收入所造成的貧富差距;其二、社會文化上的認同:因全球化的關係,人們開始意識到自身存在價值是否有被替換的可能。

  而全球化的發展引發了政治的難題,丹尼‧羅德里克指出「世界經濟的政治三難困境」:高度全球化、國家主權與民主主義,這三項是無法完全兼顧的,任兩條件的成立勢必都會壓縮到第三個選擇。例如:中國與新加坡在強大的國家主權下,推行全球化來壓縮民主主義。又如WTO與聯合國透過全球治理將世界權力集中、並試圖透過NGO及大會等以若干民主方式來解決世界問題,但國家主權可能因此遭到犧牲。現今民主政體的國民主權對全球化充滿敵意。

  民粹主義的盛行造成各民主國內部產生矛盾,導致機能不全。另一方面,這也讓信奉權威主義的國家得以擴張他們的勢力。在現實中最明確的事例,就是中國成為「Depreciative Empire」,亦即壓制普遍價值並擁有巨大滲透力的大國。中國透過投資其他國家基礎建設、收購其他國家媒體,並意圖滲透至民主國家,形成所謂的「Sharp Power」。

  為了重建自由主義國際秩序、促使中產階級再生並維持社會水準,各國會如何攜手合作並做出回應,都將影響先進民主國家乃至日台關係。而日台更須深化彼此的合作關係,並考慮未來如何推展雙贏的布局。不可否認近年來雙方關係稍有停滯,希望日台在各議題上擴大意見交流,並且共同改善日漸嚴重的世界危機。

 ポピュリズムの興隆は以下の2つの主な理由にまとめることができる。まず一つ目は、経済的条件の劣化が中流階級の人々を脅かしていることである。世界の収入上位1パーセントの人々と残りの99パーセントの間の貧富の格差がかぎを握っている。二つ目は、社会文化的アイデンティティである。グローバル化によって、人々は自身の存在価値が道具として打ち捨てられ、顧みられないことにならないか意識し始めている。

 経済グローバル化の発展は政治的困難をもたらす。D.ロドリックの「世界経済の政治的トリレンマ」理論によれば、高度グローバル化、国家主権、そして民主主義の3点をバランスよく保つことは不可能である。このうちいずれか2点が同時に成立すれば、残りの1点が犠牲となる。例えば、中国とシンガポールは強力な主権的意思の下でグローバル化を推進し、民主主義は結果的に抑えつけられた。あるいはWTOと国連が世界を管理し、それをNGOや総会などによっていくばくか民主的な方法で運営しようとすれば、国家主権が犠牲になりうる。今は、民主的な国民主権がグローバル化に牙を剥く。

 ポピュリズムの興隆は各民主国内部の矛盾と機能不全を引き起こし、他方で権威主義体制国の権力が拡大している。最も分かりやすい例は、中国が「切り下げの帝国」、即ち普遍的価値を押し下げる浸透力を持つ大国として興隆していることである。中国は他国のインフラに投資し、他国のメディアを買収したりしながら、民主国に浸透を図る「シャープ・パワー」になった。

 リベラル国際秩序の再建、中流階級の再生及び社会水準を維持するために、各国がいかに連携して対応するのかということは、先進民主国、ひいては日台関係にも影響を及ぼすと思われる。日台は、互いに協力を深め、いかにしてWin-Winの関係に持っていくことを考える必要があるだろう。近年両国の関係は少し滞っていることは否めないが、今後は様々な問題についての意見交換を拡大させ、ますます深刻化する世界危機を改善していくことを希望する。