台日文化交流教室(11):我在華語圈45年職涯─與在台普及商用日語能力測驗的理念
活動花絮
日期:2017.06.02 | 單位:臺灣大學日本研究中心
   

   
我在華語圈45年職涯─與在台普及商用日語能力測驗的理念
日期:2017.06.02 | 單位:臺灣大學日本研究中心

  在我任職商社的人生中,大半都與中國結下不解之緣。特別是在中日貿易黎明期的1980年代,我在中國生活與工作中經歷許多事件,以及親眼見證90年代以後的中國邁入高度成長的瞬間。藉由這20年間在工作現場實際看到中國與日本在社會與文化上的不同而訝異的同時,也察覺到中國發展上的可能性與極限。

  2008年之後我將生活重心移轉到了台灣,開始以三角視點來看待日本、中國、台灣之間的關係。台日在歷史上有著特殊的聯繫,日本在未來要與持續壯大的中國並駕齊驅,相信台日的攜手合作對雙方肯定是有益的。只是,在台日民間交流方面,長久以來是台灣單方面擁有高度熱情,雙方在相互理解上有著很大的溫度差異。

  直到2011年的311大地震以後,台日間的親密度增加了不少。雖然最近兩國人民之間的往來急速增加,使得兩國間的相互理解有著很大的進展,但依然無可否認日本對於台灣的認識仍舊不足。造成這樣的溫度差的主因,我認為很可能與日本的學校教育以及媒體的報導角度有很大的關係,亦不諱言主要的課題還是在日本。

  另外,由於日本的少子高齡化日益嚴重(相信不久之後台灣也將面對同樣問題),為填補人才不足並維持國家的活力,靈活運用外國優秀人才更是不可或缺的考量。在這樣的考量下台灣與日本雙方有著極佳的配合度,能達成互補的優勢,因此促進雙方交流十分重要。更甚者對於日本來說,包含台灣在內的亞洲有著能夠吸納日本的「盛情款待」文化的良好基礎,藉由彼此間的交流也能建立起新的友情與羈絆。為此,培養他國內能以日語溝通表達的人才更顯其重要性。特別是台灣的日語世代已經逐漸減少,我想呼籲新一代的年輕人傳承漂亮且正統的日語。推動日本年輕人學習英文跟中文,促進亞洲地區的國家,包括台灣普及日語,我認為這應是今後要努力的方向。

  藉由這次的演講,與各位同學分享我個人的中國親身經驗,也談談台日交流的現狀與課題。在此同時,我更期待各位能夠肩負起今後台日交流的任務,更加磨練自己的日語並在未來大展身手。

 商社マンとして会社生活の大半を中国との関りで過ごしてきた。特に日中貿易の黎明期の1980年代に中国での生活や仕事で曲折を経験、また90年代以降は中国が高度成長に離陸せんとする瞬間を目の当たりにしてきた。この20年間を通し中国と日本の社会や文化の違いをその現場で見てきたことは大きな驚きであると共に、中国の発展の可能性と限界を感じていた。

 その後2008年以降台湾に生活の場を移してから、日本~中国~台湾を三角関係で捉えて見るようにしてきた。日台は歴史的な特別な繋がりがあり、今後膨張する中国と伍していく上でも日台の連携は相互のメリットと感じている。唯、日台交流は庶民レベルでは長期に亘り台湾側の片思いであった部分が大きく、相互理解では大きな温度差があった。

 漸く、2011年の311大震災を契機に日台の親密度が濃くなってきており、最近は人的往来も急速に拡大し相互理解は大いに是正されてきているが、それでも日本側の台湾理解不足の面がまだまだ否めない。この温度差ギャップの主な原因は日本の学校教育やメデイアの報道姿勢によるもので主な課題は日本側にあるかと思っている。

 又、今後急激に進む日本(いずれ台湾でも)の少子高齢化による人材不足補填と国の活力の維持のためには外国優秀人材の活用が不可欠と考えられる。その中で台湾と日本は相性もよく相互補完的意味合いもあり交流促進が重要と考える。更には日本にとって台湾含むアジアでは日本の「おもてなし」文化などの伝統的価値観が受け入れられる素地も大きく、そういった交流を通じて新たな友情と絆が築いていかれると考える。その為には相手国側での日本語による意志疎通が出来る人材育成が重要となってくる。特に台湾では日本語世代が少なくなっていく中で、若者には綺麗な本格的な日本語の伝承を呼びかけていきたい。日本の若者には英語と中国語を、アジアや台湾では日本語の普及促進を進めていく、これがこれからの方向ではないかと思っている。

 今回の講演を通じ、学生の皆さんに私の中国経験も参考として頂きながら日台交流の現状と課題の話をするとともに、今後日台の橋渡しの担い手として一層の日本語の磨きをかけて活躍されんことを期待している。