學術講論會25:新浪漫主義的再詮釋與白樺派—以武者小路實篤為中心—
活動花絮
日期:2016.12.19 | 主辦單位:臺灣大學日本研究中心
        

        
新浪漫主義的再詮釋與白樺派—以武者小路實篤為中心—
日期:2016.12.19 | 主辦單位:臺灣大學日本研究中心

  本次演講主要針對以下兩點進行討論。

  一、 武者小路為何成為超越(超絕)主義者?這與他如何從精神層面超脫出身背景的重擔有關。我將以武者小路為始,探討白樺派至今是如何被理解與批判,也論述這些理解與批判為何不當。

  二、 與第一項論點相關的一連三個問題,(1)「何謂新浪漫主義」、(2)「日本也有新浪漫主義嗎」、(3)「若有的話,其中心人物是誰呢」。首先就(1)與(2)併論,再就(2)與(3)論述之。

  關於前者,我將從歷史資料探索新浪漫主義的輪廓,並以此與武者小路的思想特質相互比較,揭示新浪漫主義的定義。

  而就後者,首先將說明吉田精一著作中對新浪漫主義的解釋、日本近代文學史上對浪漫主義之評價,以及對白樺派的理解和評價等,再論述先學研究中個人贊同的論點及理解與討論不足之處,以深化關於新浪漫主義內容的探討。其中,也會從新浪漫主義的視點討論夏目漱石及耽美、享樂主義文學。

  最後,將透過整體的討論,來思考武者小路與白樺派在近代文學史上應如何定位的問題。


  附 件:米山禎一先生演講全文

 主に二つの論点に関して話します。

 第一の論点は、武者小路はなぜ超越(超絶)主義者になったのか、どのように出自の重荷から精神的に抜け出せたのかという問題と関連しています。武者小路を始め、白樺派がどのように批判され、理解されてきたのかについて述べ、そのような批判や理解がなぜ不当なのかについて論じます。

 第二の論点は、第一の論点と関連して、一連の三つの問題、1.「新ロマン主義とは何か」2.「日本にも新ロマン主義があったのか」、3.「あったならば、その中心人物は誰なのか」です。まず、1と2について併せて論じ、つぎに、2と3について論じます。

 前者については、歴史的な資料を用いて、新ロマン主義の概要を探り、それを武者小路の思想の特質と見比べて、新ロマン主義の定義を提示します。

 後者については、吉田精一の著作における新ロマン主義の解釈と日本近代文学史における取り扱い方、白樺派についての理解と取り扱い方を提示して、その首肯すべき点、理解と議論が欠落している点、首肯できない点について論じ、新ロマン主義の内容についての議論を深めます。その過程で夏目漱石や耽美・享楽主義の文学についても新ロマン主義の視点から論じます。

 全体を通じて、武者小路と白樺派の近代文学史上における位置をどのように定めるべきかについて考えます。


  附件:米山禎一先生演講全文