第四屆產學對話系列座談會於2016年6月25日舉行,由日本研究中心主辦,邀請到了宜得利家居與UNIQLO兩大企業臺灣子公司董事長相澤修一先生(宜得利家居股份有限公司董事長兼總經理) 以及末永智明先生(台灣優衣庫有限公司董事長兼總經理)。座談會首先由中心主任徐興慶教授致詞,表示中心舉辦企業座談會的宗旨在於搭起橋樑,製造年輕人與企業直接對話的機會,認識其產業理念與人才訴求。
接著由相澤先生與末永先生各別演講,向年輕人傳達企業的理想以及堅持。
【宜得利家居】
宜得利家居起步於札幌一間30坪大小的家具零售中心,因鄰近同業大型店舖的開設,使得原本順利的門市營業額滑落到原本的三分之一,甚至瀕臨破產。然而一趟前往美國的研習旅程改變了創業者似鳥昭雄會長,也造就了現在的宜得利家居。美國的研習帶給了他極大的震撼,他發現美國的家具販賣對消費者相當親切,除了商品搭配容易外,其價格也是日本的三分之一。於是回到日本後開始轉換經營方針,他放下過去為自己努力的想法,轉而專注在提供日本社会良好的生活品質上,「提供豐富的居家生活給全世界」(「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」)成了宜得利家居的願景,也是這家企業的理想(ロマン),為了回應日本客戶的需求,不斷追求提供更物超所值的商品,宜得利從生產、進出口、物流到販賣,皆由自家包辦,秉持著不斷否定現況,追求好還要更好的主張,加上強調面對變化、挑戰、競爭的精神,讓宜得利在朝向大志的航道持續邁進。此外,員工的教育訓練則專注於全方位人才的培育,近年也設立似鳥獎學金財團以支持日本及亞洲國家的學生發展。
【台灣優衣庫】
UNIQLO在臺五年,由臺北中心的百貨開始擴大經營,其品牌在臺灣已是知名的日系品牌。UNIQLO的企業理念包含了改變服裝‧改變常識‧改變世界,顛覆人們對衣服的常識,並為人們的生活做出具體的貢獻,在印尼,UNIQLO將商品部分收益用於工廠員工的教育支援,在孟加拉,則將生產及銷售所得再度投資於當地事業發展上。UNIQLO目前在全球14個國家展店,致力於融入於當地生活,打造國際企業品牌,堅持與在地共榮共存。因此臺灣UNIQLO將臺灣的生活型態融入對商品的推薦中,以滿足臺灣客戶的需求,並尊重在地的文化發展。而支撐著UNIQLO持續成長的是一群擁有熱情與夢想的年輕人,除了全力打造能讓當地人活躍的舞台,也致力於人才的海外培養,培育同時擁有知識性、獨立思考與國際觀點的人才,以因應未來會面臨到的種種變化。
座談會後進入問與答的時間,在座來賓與學生發表踴躍,兩位董事長也一一解答學生們的疑惑,雙方得到了良好互動與溝通。最後由中心副主任林立萍教授代表致詞,感謝兩位董事長撥冗出席並傾囊相授,相信本次座談會帶給各位同學極大的助益及收獲。
2016年6月25日、日本研究センター主催の産学対話シリーズの第4回座談会が行われた。若者に人気のニトリとユニクロの台湾董事長、相澤修一氏(ニトリ家居股份有限公司董事長兼総経理)、末永智明氏(台湾ユニクロ有限公司董事長兼総経理)を講師として迎えた。まずセンターの徐興慶主任より、「この企業座談会開催は、学生、若者と企業の方が直接対話し、若者たちに各産業の理念や求める人材像を知る機会を提供する、わがセンターは、そのための橋渡し役になる」と開催の主旨に触れて、開会のあいさつが行われた。
その後、両企業の各董事長から、自らの企業の理想とこだわりについて熱い語りがなされた。
【ニトリ台湾】
ニトリは札幌で似鳥昭雄(現、会長)が、30坪の小さな家具卸売センターとして創業した。ほどなく、同業者の大型家具店舗の開店によって、それまで順調だった店舗売上が1/3にまで落ち込み、倒産の危機に追い込まれた。しかし、創業者似鳥昭雄のアメリカへ研修が大きな転機となり、その後のニトリをつくりあげたという。衝撃だったアメリカ研修で、会長はアメリカの家具販売は消費者に非常に親切であること、商品の組み合わせが容易なこと、価格も日本の1/3であることなどに気付いた。以後、「自分だけが得する努力」とそれまでの考え方を捨て、「日本社会にすぐれた生活品質を提供する」ことで「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」という願いはニトリの企業としての「ロマン」が生まれ、つねに顧客のニーズに応えるべく、リーズナブルな価格での商品提供を追及し続けている。その理念の下、ニトリは生産、輸出入、物流から販売まですべてを自社で行っている。常に現状を否定し、新しい発見をしようとする姿勢が鮮明である。変化や挑戦、競争に立ち向かう精神は、ニトリが「ロマン」に向かって邁進する原動力となっている。この他にも、従業員の教育については、特に力を入れ、配転教育システムを導入している。そにによって真のスペシャリスト育成に力を注いでいる。さらに近年では似鳥奨学金財団を設立し、日本およびアジア諸国の頑張る学生を応援している。
【台湾ユニクロ】
ユニクロは、台湾進出から5年が経った。台北中心地のデパートから店舗を増やしていき、今では台湾における有名な日本ブランドとなっている。ユニクロの企業理念は「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」ことであり、人々の衣服への常識を覆し、さらに人々の暮らしの充実に貢献することである。インドネシアでは、商品の売上の一部は工場従業員の教育支援に充て、バングラデシュでは、生産および販売収入が現地の事業発展に再投資されている。現在、ユニクロは世界14か国に進出し、現地の生活にとけ込むことに力を入れている。国際的な企業としてのブランドを打ち出し、現地と共栄、共存することを大切にしている。台湾ユニクロは、台湾の生活スタイルを商品ラインナップに反映させ、台湾の消費者ニーズを満たしている。社員も大半は台湾の方で占められ、年齢男女の別なく、活躍している。それは言い換えれば、現地の文化発展を何よりも尊重しているということである。ユニクロの持続的な成長を支えているのは、熱意と夢を持った若者たちにほかならない。現地の人々が活躍できる舞台を作るだけでなく、グローバル人材の育成にも力を入れており、将来起こりうる様々な変化に対応できるような、知識性や思考の独立性、国際的な見方を備えた人材を育成している。
座談会の後半はフロアの学生たちとの質疑応答に移った。学生らが切れ目なく積極的に質問し、お二人の講演者はその一つ一つに丁寧に誠実に回答された。内容の濃い充実した交流の時間となった。最後に林立萍副主任より、「お二方の貴重な経験と人生の知恵を拝聴することで、ご来場の皆さんにとって、私を含め、きっと大きな助けや収穫となったと心より確信している」との挨拶で締めくくられた。