日本漫畫家中澤啟治先生的作品『赤腳阿元(はだしのゲン)』的繁體中文譯本今年終於在臺灣發行。本中心很榮幸邀請到中譯版監修坂東弘美女士和中澤夫人ミサヨ女士來共同談論這部作品。
『赤腳阿元』是作者中澤啟治先生的半自傳作品。出身於日本廣島的中澤先生在廣島原爆中僥倖逃過一劫,但母親以外的家人卻在原子彈爆炸中喪生,母親也因為輻射之故飽受癌症折磨。他以作品中主角阿元的視點寫實地描繪了戰爭的殘酷和原子彈帶來的毀滅性災難,並透過阿元和其他角色之口來控訴軍國主義。作品發行至今已逾40年,並翻譯成23種語言於多國發行,引起全球讀者對於戰爭和核子武器的反思。
坂東弘美女士曾經是位電視台主播,但受車諾比事件影響,1990年起她開始投入反核的公民運動,並加入了「Project Gen」。「Project Gen」的主要工作是翻譯並推廣『赤腳阿元』這部作品,讓全世界的人了解到戰爭的殘酷和核災造成的災害。坂東女士分享了這些年她參與活動的照片,足跡遍及美國、泰國、俄羅斯等地,以反核和反武力活動為主。一路支持中澤啟治先生創作的中澤ミサヨ女士說明了她先生的創作意圖、以及身為創作者對於作品的堅持。 Gen」。「Project Gen」的主要工作是翻譯並推廣『赤腳阿元』這部作品,讓全世界的人了解到戰爭的殘酷和核災造成的災難。坂東女士分享了這些年她參與活動的照片,足跡遍及美國、泰國、俄羅斯等地,以反核和反武力活動為主。一路支持中澤啟治先生創作的中澤ミサヨ女士說明了她先生的創作意圖、以及身為創作者對於作品的堅持。
坂東女士播放了兩段影片,一為「廣島愛之川」歌曲的演唱活動影片,一為『赤腳阿元』的動畫影片。「廣島愛之川」由中澤啟治作詞,歌詞意圖在於戰勝戰爭對人們劃下的傷痕,走出憤怒與悲傷的陰霾,以溫柔的心情擁抱世界。流經廣島市的太田川在原子彈投下後,曾一度變成地獄之河。而影片中孩童與大人們在河岸邊一同歌唱,太田川如今已不再憤怒與悲傷,而是滿溢著人們對於愛與和平的期許。
『赤腳阿元』的動畫中可以看到戰爭對人們的影響,除了食物受到配給管制外,空襲的威脅也如影隨形。原子彈爆炸後,小鎮在瞬間化為人間煉獄,作品中非常寫實地描繪了爆炸熱風對於人體的侵襲,讓人看了怵目驚心。
問題與討論時,有位來自日本的交換生詢問「Project Gen」是否從事有關核災事故的活動。坂東女士回答「Project Gen」以翻譯並推廣『赤腳阿元』為主要工作,但她個人會參與其他反核運動。
本場演講最後由本中心執行委員辻本雅史教授作總結,「我是在戰後出生的,沒有有關戰爭的記憶,但要如何將它傳達給下一代是很重要的」,說明了兩位女士所從事的活動的重要性。
今年、日本のマンガ家中沢啓二氏の作品『はだしのゲン』の中国語繁体字版が、ついに台湾で出版される。本センターではこの日、中国語版翻訳監修者である坂東弘美氏と作者のミサヨ夫人をお招きし、『はだしのゲン』という作品についてお話いただいた。
『はだしのゲン』は、作者中沢啓二氏の半自伝的作品である。広島県で生まれた中沢氏は広島で被爆し、命辛々難を逃れたが、母親以外の家族を原爆で亡くし、母親も放射線の影響でガンを患った。彼の作品は主人公のゲンの視点から、戦争の残酷さや原爆がもたらした被害や苦しみをリアルに描き、またゲンや他の登場人物のせりふを通して軍国主義を批判している。作品は発表から40年を過ぎた。これまで23の言語に翻訳され、多くの国々で出版されており、世界中の読者に戦争と核兵器への反省を促している。
坂東氏は以前テレビ局のアナウンサーだったが、チェルノブイリ原発事故の影響を受けて1990年より反核の市民運動に参加し始め、「プロジェクト・ゲン」にも加わった。「プロジェクト・ゲン」の主な活動は、『はだしのゲン』の諸言語への翻訳と普及であり、作品を通じて世界中の人々に戦争の残酷さや核兵器のもたらす被害や苦しみを伝えることを目的としている。坂東氏はその活動の中で、これまでアメリカやタイ、ロシア等に赴き反核と反武力を訴える活動を行っており、その写真や動画を紹介した。また、中沢啓二氏の創作活動を支えたミサヨ夫人は、中沢氏の創作意図や創作者としての作品へのこだわりや熱い思いについて語った。
坂東氏は、「広島愛の川」プロジェクトの映像と、アニメ版『はだしのゲン』の映像を流した。「広島愛の川」は中沢啓二氏作詞の歌であり、歌詞は戦争が人々にのこした傷跡の中で、怒りと悲しみを乗り越え、あたたかい心で世界を包み込むという内容である。広島市を流れる太田川は原爆が投下された後、一度は「地獄の川」となった。しかし、その川辺で大人も子供も一緒になって歌う姿からは、太田川はすでに怒りと悲しみを乗り越え、人々の愛と平和への期待にあふれていることがうかがえた。
『はだしのゲン』のアニメでは戦争の人間生活への影響が描かれており、食料が配給制になったほか、空襲の脅威とも常に隣り合わせだった。原爆投下後、街は一瞬にして地上の煉獄と化したが、作品でもこの爆発の熱風を受けた人間の様子がリアルに描かれており、大きな衝撃を与えた。
質疑応答の際、日本からの交換留学生が、「プロジェクト・ゲン」は原発事故関連の活動にも携わっているのかと尋ねた。これに対し坂東氏は、「プロジェクト・ゲン」は『はだしのゲン』の翻訳と普及が主な活動であり、反原発の運動に直接には関わっていない。ただ、個人的には反核運動に参加していると答えた。
講演の最後、本センター執行委員である辻本雅史教授が、「私は戦後の生まれで戦争に関する記憶はないが、戦争の記憶を次の世代に伝える上に、その作品の果たす役割は重要」と述べ、坂東氏とミサヨ夫人の活動の重要性を述べた。