為深化日本黃檗文化及其思想體系的創新研究，促進東亞文化交流相關主題研究的多元性對話，同時紀念獨立性易禪師誕辰420週年、渡日360週年。臺灣大學日本研究中心、中央研究院、臺灣大學文學院共同主辦「黃檗宗與十七世紀的東亞文化交流」國際學術研討會，邀請國內外知名學者在臺灣大學發表論文。本研討會邀請臺灣大學文學院陳弱水院長為大會揭開序幕，並由清華大學楊儒賓教授以「東亞近世儒學的相偶論論述」為題進行專題演講，揭開序幕。隨後由徐興慶教授報告新書《天閒老人獨立性易全集》(2015.7)出版的意義。並針對：(一)十七世紀黃檗文化傳播及人物、思想交流；(二) 唐通寺、長崎奉行之相關研究；(三) 黃檗宗相關之書法、繪畫、雕刻、藝術等中日文化交流；(四)獨立性易、東皐心越禪師之相關研究；(五)十七世紀前後東亞思想之相關研究，等五大主題進行論文發表。

徐興慶編著《天閒老人獨立性易全集》的內容及其意義

　　目前日本及海峽兩岸有關獨立性易研究的論文少之又少，本全集收錄分散在日本各公私立及鄉土史料館發掘的獨立禪師相關資料，作有系統的整理與解讀，從中日文化交流史研究的脈絡體系探討獨立禪師的人物像及其歷史定位。期盼藉此全集的出版，有助於深化中日文化交流多面向的研究。

演講人：野口善敬（花園大學文學部佛教學科教授、國際禪學研究所所長）
講　題：禅門の法式における黄檗禅の影響

演講人：錦織亮介（日本福岡市美術館館長）
講　題：黃檗宗の肖像画と中国民間肖像画

演講人：德川眞木（日本德川博物館館長）
講　題：德川博物館典藏的朱舜水、獨立禪師、心越禪師未刊史料

發表人：吳疆（美國亞利桑那大學副教授）
講　題：黃檗僧東渡斷絕考─十八世紀江戶幕府的唐僧招請─

發表人：若木太一（長崎大學名譽教授、長崎純心大學兼任講師）
講　題：隠元禅師と日中雅交ー幻寄山房の人々ー

發表人：木津祐子（京都大學大學院文學研究科教授）
講　題：クレオール文学の担い手としての唐通事ー長崎諸寺をどう語るかー

發表人：奧村佳代子（關西大學外國語學科教授）
講　題：唐通事の白話文ー日本語作品の翻訳を中心にー

發表人：計文淵（餘姚書畫院副院長）
講　題：黃檗獨立書蹟考論

發表人：廖肇亨（中央研究院中國文哲研究所研究員）
講　題：從西湖到富士山─獨立性易地景書寫文化義蘊探析─

發表人：田渕義樹（日本福岡柳川古文書館學藝員、副館長）
講　題：独立─安東省菴と朱舜水をつないだ黄檗僧

發表人：松岡智訓（日本山口岩國徵古館學藝員）
講　題：岩国と独立

發表人：錢明（中國浙江國際陽明學研究中心研究員、主任）
講　題：杭州戴笠在浙遺蹤考

發表人：李美燕（屏東大學中文系教授）
講　題：旅日禪僧東臯心越禪藝雙修的藝術精神

發表人：韓東育（東北師範大學教授、副校長）
講　題：明清鼎革之際東亞『華夷觀』的演變

　　獨立性易身為明朝異地遺民、越境的文化傳播者，遺留在日本的珍貴史料比想像中多，而網羅其相關著作的全集未曾在日本、中國或臺灣出版，其作品對中日文化交流之發展影響深遠。本次國際學術研討會具備兩項重要意義：（一）透過新書《天閒老人　獨立性易全集》的發表，促進東亞學術界深入探究獨立性易禪師的學藝精義，讓中日文化交流的史例更添一章；（二）藉由國內外學者的研究經驗及成果分享，激發黃檗宗與東亞文化交流的開創性研究論題。

　日本の黄檗文化およびその思想体系の新たな研究視点を深化させ、東アジアの文化交流に関わる研究の多様な対話を促進するため、国際学術シンポジウム「黄檗宗と十七世紀の東アジア交流」を開催した。開会に当たり、台湾大学文学院院長の挨拶及び清華大学の楊儒賓教授の基調講演が行われた。徐興慶教授が新書『天閒老人獨立性易全集』出版の意義を語った。その後(一)十七世紀黃檗文化傳播及人物、思想交流；(二) 唐通寺、長崎奉行の関連研究；(三) 黃檗宗と関わりのある書法、繪畫、雕刻、芸術などの中日文化交流；(四)獨立性易、東皐心越禅師の関連研究；(五)十七世紀前後東アジア思想の関連研究など、五つのテーマに沿って論文発表が行われた。

徐興慶編著『天閒老人　獨立性易全集』の內容及びその意義

　目下、日本、中国、台湾の獨立性易に関する研究は極めて少ない。本全集は日本各地に散在する独立の史料を発掘し、体系的な整理と解読によって、日中文化交流史研究の脈絡体系から独立の人物像とその歴史的位置付けを考察した。この全集の出版によって、日中文化交流研究を様々な方面から深めていければと考えている。

講演者：野口善敬（花園大学文学部仏教学科教授、国際禅学研究所所長）
演　題：禅門の法式における黄檗禅の影響

講演者：錦織亮介（日本福岡市美術館館長）
演　題：黃檗宗の肖像画と中国民間肖像画

講演者：德川眞木（日本德川博物館館長）
演　題：德川博物館所蔵の朱舜水、獨立禅師、心越禅師の未刊史料について

発表者：呉疆（アメリカアリゾナ大学准教授）
演　題：黄檗僧侶渡来断絶に関する考察：十八世紀江戸幕府の唐僧招聘

発表者：若木太一（長崎大学名誉教授）
演　題：隠元禅師と日中雅交ー幻寄山房の人々ー

発表者：木津祐子（京都大学大学院文学研究科教授）
演　題：クレオール文学の担い手としての唐通事(1)——長崎諸寺をどう語るか—

発表者：奧村佳代子（関西大学外国語学科教授）
演　題：唐通事の白話文ー日本語作品の翻訳を中心にー

発表者：計文淵（餘姚書畫院副院長）
演　題：黄檗独立の筆跡考論

発表者：廖肇亨（中央研究院中国文哲研究所研究員）
演　題：西湖から富士山へ：独立性易の風景描写が包括する文化の分析

発表者：田渕義樹（日本福岡柳川古文書館学芸員、副館長）
演　題：独立─安東省菴と朱舜水をつないだ黄檗僧

発表者：松岡智訓（日本山口岩国徴古館学芸員）
演　題：岩国と独立

発表者：錢明（中國浙江國際陽明學研究中心研究員、主任）
演　題：浙江省における杭州の戴笠の足跡を考える

発表者：李美燕（屏東大学中文系教授）
演　題：渡来禅僧東皐心越、禅・芸双修の芸術精神

発表者：韓東育（東北師範大学教授、副校長）
演　題：明清革命の東アジア　華夷観の変化

　独立性易が明の遺民として、また越境の文化伝播者として、日本に遺した史料は想像より多い。その著作を網羅した全集は未だに日本や中国、台湾で出版されていない。今回のシンポジウムには二つの大きな意義がある。（一）『天閒老人　獨立性易全集』の出版により、独立性易について東アジアの学界の研究を促進し、日中文化交流に新たな史例を提供する。（二）国内外の研究経験と成果を分かち合うことによって、黄檗宗と東アジア文化交流の創成的研究を触発する。