日本学研究叢書9
2010 年に関西大学文学部と台湾大学人文社会高等研究院との共同で「朱子学と近世‧ 近代の東アジア─テキストをふまえたアプローチ─ 」と題する国際シンポジウムが関西大学で開催された。本書は、西欧近代化によってもたらされた科学技術文明とそれに伴う危機的状況を踏まえ、朱子学がもつ今日的意義─科学至上主義的な物質文明の克服および「仁」に基づく共生社会の構築と環境倫理の実現に大きな役割が期待できること─を確認すると同時に、近世近代の中国・日本・朝鮮における朱子学・陽明学など諸学派の多様な展開と相克の状況をテキストに対する厳密な吟味によって検討した。 本書透過西歐近代化所帶來的科學技術文明與社會、生態方面的危機,重新確認朱子學具有的現代意義,提倡以建構「仁」為核心價值的共生社會與環境倫理。同時透過許多相關文獻,仔細檢討近世、近代中日韓各國朱子學、陽明學等學派的多樣化發展及其對立互動的複雜狀況。 |
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