【學術活動】 三谷博先生主講:20世紀を超えて-日本の未来と近代の経験
2014年3月20日 日本研究中心

講 題:20世紀を超えて-日本の未来と近代の経験

主講人:三谷博(東京大學大學院總合文化研究科地域文化研究專攻教授)

主持人:徐興慶(臺灣大學日文系教授.日本研究中心主任)

時 間:2014年3月20日 13:30~15:30

地 點:臺大校史館二樓204室

概 要:日本社会が今後めざすべき道を東アジアの現在と近代を参照しつつ考える。東アジアは、明治維新ついで日清戦争以来、20世紀の第3四半期まで日本の独走状態であった。中国と朝鮮は約40年、近代化に出遅れた結果、日本帝国による支配や侵略を経験したが、帝国の解体後もそれぞれの事情によって日本の優位は変わらなかった。しかしながら、20世紀の第4四半期から韓国・台湾・中国は相次いで工業化に成功し、現在は3国ないし4国の併走状態となっている。他方、日本は成熟経済の時代に入り、さらに社会の高齢化でも先頭を切っていて、かつてのような勢いはなくなっている。そのため、現在の日本人は成熟した社会を楽しみながら、未来への不安も抱えることになった。同時に、発展した韓国・中国は容赦のない歴史認識批判を突きつけていて、日本社会には被害者意識と隣国への嫌悪が拡がりつつある。この講演では、日本がこの自信喪失から脱却し、東アジアや世界の国々と共にどのような未来を創造できるかを考えたい。私見では、20世紀前半における加害の歴史を過去の問題として適切に処理し、その上でポジティブな国民的目標を立てて実現に努力するのが良いと思われる。外国人が「行ってみたい国」になるように努力すれば、日本人自身にとっても暮らしやすい社会ができ、ナショナル・プライドを回復できる。外国が同様の努力をすれば、東アジアには健全なナショナリズムに支えられたwin win の関係ができるはずである。

演講者簡介:三谷博,現任東大大學院總合文化研究科地域文化研究專攻教授。主要研究專長為十九世紀東亞史、日本近代史。著有《明治維新とナショナリズム》、《ペリー来航》、《東アジアの公論形成》、《歴史教科書問題》、《愛国.革命.民主》等。

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