国立台湾大学・高麗大学校 学術交流協定調印式及び学術大会
国立台湾大学・高麗大学校 学術交流協定調印式及び学術大会
日期:2015.11.6 | 單位:臺灣大學日本研究中心
国立台湾大学・高麗大学校 学術交流協定調印式及び学術大会
 2015年11月6日、韓国ソウルの高麗大学校にて、「国立台湾大学・高麗大学校 学術交流協定調印式及び学術大会」が開催され、本校日本語学科・日本研究センターより教員6名、学生2名の計8名が出席した。これは両校の学部間・研究センター間の協定締結を記念して開かれたもので、高麗大の徐承元学科長及びセンター主任と本校日本語文学系范淑文主任お、および本センター徐興慶主任による学術交流協定への調印式の後、本校教員による基調講演ならびに両校学生による論文発表が行われた。
 開会式は両校主任より学部紹介および挨拶から始まり、本センターの林立萍副主任は「今回の学術協定締結によって、東アジアの研究者の横の連携がさらに深められることを切に願う」と喜びの言葉を述べた。 

 基調講演、学生論文発表は以下のとおりである。
 【基調講演】
   范淑文/台湾大学日本語文学系教授兼主任「文学と絵画のクロス―漱石など―」
   林慧君/台湾大学日本語文学系教授「外来語成分による造語をめぐって」

 【論文発表】
   村上理奈/台湾大学日本語文学系修士課程「日本語教科書におけるオノマトペと動詞の共起に関する一考察」
   守時愛里/台灣大學日本語文學系碩士班「日本語教科書におけるポライトネス表現について―『そうですか』を例に」
   黃琇瑛/高麗大学校中日語文学科博士課程「韓―日両国の中国認識に関する考察」
   容浩傑/高麗大学校中日語文学科博士課程「米日同盟と中国:中国と日本の対米日同盟認識を中心として」

 閉会式では高麗大の鄭炳浩教授が「今回の協定によって、東アジア初の対日本以外の交換留学が実現することになり、東アジアにおいて一つのモデルとなるだろう。今後は交流の中身の充実を図りながら、その成果を東アジアへ発信していこう」と呼びかけた。